サウンドデザインとは

目で見ることが出来ない香りや音のデザインが注目されるようになり、映画やゲームなど、映像を最大限に活かす
サウンドコンテンツを制作し、音響技術にも精通している. 多くの人たちがサウンドデザイナーとして活躍しています。


当社のサウンドデザインは、それとは少し趣が異なり、空間を “音” でデザインするという意味になります。

空間のサウンドデザインについて
サウンドデザイン事例でご紹介しているように、当社はオフィスビルなどのリラクゼーション空間に季節を感じられるような自然音を
演出したり、文化施設では歴史の一幕をリアルな音演出で出現させたりと、空間を(屋外もふくめて)音でデザインすることを目指しています。
そのため当社ではサウンドコンテンツの制作だけでなく、その場にあったスピーカーの開発など、システム提案も合わせて行っているのが特徴です。

サウンドコンテンツについて
サウンドコンテンツ制作では、建築空間にしても屋外にしても、その空間にいる人のための立体的な音場を制作しますが、
とても うるさい環境だったり、雨や風の影響を受ける環境だったり、劇場やスタジオなどでのコンテンツ制作とは条件が異なります。
聴く人も個人ではありません。不特定多数で自由に動き回る人たちです。
ですから当社のサウンドデザインは空間の中にリスニングポイントを求めません。空間のあちこちにいる人がその場で気持ちよく、
あるいはエキサイティングに音を体感していただけるようにデザインしています。
コンテンツを構成するのはオリジナルの環境音楽をはじめとして、例えばラウンドデザインにあわせた自然音や、当社のネイチャーサウンド、空間のストーリーに合わせた効果音を組み合わせます。(“地球を聴く”をご試聴ください)


サウンドシステムについて
様々な条件の中で可能な位置にスピーカーを複数…3基...8基…24基…と設置し、それぞれから異なる音源を再生する マルチ再生システムです。
*サラウンドやイマーシブサウンドのように定められた配列でスピーカーを設置できることはほとんどありませんので、ディレータイムなど細かい音場の設定が必要です。

また、建築デザインや照明効果を損なわないように、スピーカーは基本的には人の目に触れないように設置します。
スージングスピーカー・パイプスピーカーなどオリジナルスピーカーも開発製作をしています(Toolsをご覧ください)


最後に必要不可欠なのが現場での音響調整です。
スピーカーが設置され音響システムが完成すると、実際に各スピーカーから多種の音源を再生し、現場の反響や残響・暗騒音などを踏まえて音の調整(トラックダウン)を行います。
スタジオでサウンドコンテンツを完成させることは出来ません。
実際の空間で行う音響調整が、当社のサウンドデザインの要となっています。