ボルネオ・ダヌム渓谷

 マレーシア領ボルネオの南東部にダヌム・バレー(Danum Vally)自然保護区があります。
ここは熱帯雨林の動植物や昆虫など多様な生命の宝庫として知られ、科学者たちの研究拠点になっています。
ボルネオフォレストロッジ(The Borneo Rainforest Lodge)の周りは樹高40メートルを超える熱帯雨林です。
夜明け、モヤに包まれ濃い緑の匂いに包まれています・・・印象的な声は”ギボン“と呼ばれるテナガザルの一種です。
互いのテリトリーを知らせたり、ラブソングだったり...。朝の森に響く素晴らしい声です。
キャノピーという吊り橋が突出木というひときわ高い木の間に張られています。もともとは樹冠を研究するためですが、一般の人々も恐る恐る渡っていきます。見下ろすと深い緑の海のようにも見える熱帯雨林から、鳥たちの声が大きく響いています。

----ボルネオ ダヌムバレー 朝5時----
宿泊しているロッジから外に出るとまだ暗い キーンと金属音のような音につつまれる 
正体は虫の音 高い気温と湿気とこの音に熱帯雨林を実感する

 

 

----Danum Vally 6:05a.m.----

高さ30メートルの高さに張られたキャノピーにあがる  眼下の樹林のあちこちから野鳥の鳴く声が大きく響く 遠くからギボン(手長サル)が縄張りを告げる声も

 

 

----突出木の下で----
突出木といわれる ひときわ高い樹木(樹高が80mを超えるものもある)の近くにマイクを立てる 鳥・虫・カエル 生き物の”音“に包まれる